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はじめまして

「 勉強ができる人と勉強が苦手な人はどこが違うのかな?
  才能?
  じゃあ苦手な人は頑張ってもムリじゃん。」

 これは、私が大学生で塾のアルバイトをしていたとき、ある生徒の言ったひと言です。
 何気なく言ったのかもしれませんが、これがスクラムnext構想の始まりでした。

 はじめまして。
スクラムnext塾長の田中と申します。
私はこの生徒の言葉に大きな反発を感じました。

この反発を感じた理由のために、塾長田中の話を致したく思います。

私の話ですが

私は小学生・中学生の頃、あまり勉強ができる方ではありませんでした。
当時は公立の中学校で北辰テストという埼玉県の模擬試験が行われていました。中1で受けた北辰テストでは偏差値48。けれどその後も特に勉強はしませんでした。

中2の3月くらいに、何かを思い、勉強を始めます。
学校の授業や問題集はよく分からないことが多く、塾には行っていましたが、初めは個別、次は集団の塾で、どちらも授業についていけませんでした。

分からないことをやるのは苦痛だったので、半分以上解ける問題集から始めようと、本屋さんに行ってと探してみると、小学5年の問題集になったのを覚えています。中2ですが学力が小5レベルのため、基本的に独学になりました。

少しずつ勉強はできるようになっていきますが、公立高校では進学校を受けられそうもありません。一番得意な数学の偏差値は62。割合や百分率はできませんでした。例えば150円の1割は分かるが、150円の1割引きは分からない。という感じです。

中3の秋、親から「5科目はムリだから、3科目に絞りなさい。私立でしょうがない。」と私立高校志望になります。
3科目に絞ったため、どうにか単願で城西川越へ合格しました。

高校から

高校も基本的に独学になりました。はじめは授業がほぼ分からなかったからです。
途中からは分かるようになりましたが、どうしてそうするのか理解できません。親に頼んで予備校に行ってみましたが、そうすれば解けることは理解できても、やはりどうしてそうするのかは理解できません。これでは、試験で自分ひとりで解くことはできそうにないと思い、やはり独学になりました。

自分の理解できないことはやらない。理解できることだけやる。
これを信念に勉強しました。信念というより、解法とかをあまり覚えておけないのでした。

けれども、今思えばそれが良かったようで、高3の夏には河合塾の模試で偏差値70ほどになっていました。勉強時間は高1、高2の頃は1時間半くらい。高3では3時間くらい。高3では日曜や夏休みは結構やりました。

大学から

大学受験では私立は東京理科大学理学部物理学科だけを受験し合格。国立はセンター試験で目標点を達成できなかったため、第一志望の京都大はあきらめ、名古屋大を受験し合格。

このとき、知り合いの方に、物理の博士号を持ち、分子生物学の研究をしている方がいました。その方に「将来、物理を使って脳の研究をしたい。」と相談し助言を受け、名古屋大学を辞退し、東京理科大学へと進学しました。

その後、大学院へ進学し、修士2年から東京都立大学で心臓生理学が専門の矢澤徹先生と共同研究を行いました。矢澤先生との研究では、数理科学の国際会議で論文賞に選ばれました。

中1で偏差値48だった私が国際会議のBest paper award(最優秀論文)です。国際会議には企業や国立の研究所の研究者、ハーバード大学など名だたる大学の研究者が発表しています。その中でトップ10%と評価を受けた発表に与えられるのがBest paper awardです。中3で割合の問題ができなかった私が、名古屋大や東京理科大へ合格し、研究ではアメリカの国際会議だけでも6度の最優秀論文を頂きました。

何が言いたいかと言えば

もし勉強は生まれ持った才能というのなら大学受験での合格も、国際会議の最優秀論文もなかったように思います。だから、私は反発を感じたのです。

塾で教えていると、子供の頃の私より賢い子はたくさんいます。
中3で割合の問題が解けるなら、私より賢いはずです。
小学6年生でかけ算の筆算ができるなら、私より賢いはずです。
このような子は結構います。

この子たちは、東京理科大レベル以上には進学できる力があるはずです。
国際的な最優秀論文に選ばれる研究もできるでしょう。

けれど東京理科大学は難関大と言われ、合格は難しい大学のようです。
どうして、難しくなってしまうのでしょうか。
どうして、勉強ができなくなってしまうのでしょうか。

何かがおかしいと思うのです。
勉強時間の問題ではありません。
子供たちのやっている勉強の何かがおかしいはずです。

そして、受験勉強が日本の技術力の低下の一因だとして指導要領を変えるのも、何かおかしい気がします。
最優秀論文賞と評価された究をしていたときの頭の使い方は、高校生で大学受験の勉強をしていたときの頭の使い方と同じです。

おかしくなっている勉強を、きちんとした勉強にして広めたら、もしかしたら世界が変わるかもしれない。
このように思い始めたのがスクラムnextです。

スクラムnextの勉強は?

私たちも常に努力してゆくこと

  入試までに勉強できる時間は限られています。だからできるだけ効率的に見につけなければなりません。同時に、効率だけを求めて表面的な学力を養成しても難関校以上へは届きません。効率的であっても本物の学力を身に着けることが不可欠です。これを的確に指導するためは、熟練した教師が丁寧に指導しなければなりません。そのため、集団授業ではなく個人指導を行いますし、塾全体の生徒数も多くはできません。生徒との関係を大切にし、生徒が安心して信頼できる教師であることも大切です。生徒のやる気や不安などのメンタル面もサポートを行いっています。
 教師たちも常に実力や勉強法、指導法を向上させること。生徒達がより良く学習できるよう常に研究すること。そのために、私たちも努力して参ります。
 スクラムnextは゛熟練教師×学習最適化″学習をトータルにサポートしています。

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