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普通の成績から、トップクラスの大学へ合格すること。

勉強してどこまで伸びるのだろう?

日々学習していて、そんなことを思うこともあるかもしれません。
この努力は実を結ぶのかだろうか。
自分なんかが勉強して、元々勉強できた人たちにかなうのか・・・

 もし、学習の到達点が生まれながらに持つ能力によって決まってしまうとしたら、悲しいことかもしれません。 でも周りを見渡せば「本当に能力によって決まってしまうのかもしれない、自分が勉強したって・・・」と思えてくるかもしれません。

 けれど、そんなことがあるはずないのです。あってたまるか!です。
 ある研究者たちの調べによると、 偉大な業績を成し遂げた人たちは小さなころから才能に恵まれていたのではなく、むしろ平均より劣っていた場合も多いとされています。

 まあ、そう言われてもね・・・と、やはり首をかしげたくはなります。

それを信じ、努力した生徒のこと

 今年、東京理科大学に合格したR君は、小学5年からスクラムnextに通ってくれた生徒でした。
小学生の頃はそれほど勉強に困らなかったものの、 中学に入り、部活に入ると、練習で帰って来る時間も遅くなり、体も疲れはじめます。

勉強はといえば学校の授業と塾、そして宿題をちょこっとだけしかやらずに注意されるという日々が続きました。
仕方ないのかもしれません。成長期でもあり、部活で体力も使うのですから。
でも学校の勉強は中1の2学期を1つ目の境、中2の2学期を2つ目の境として徐々に難してくなっていきます。
そして・・・

 中学2年生の2学期には定期テストの5教科合計点が220点ほどにまでなっていました。
そうなると、多くの生徒はヤバイ!と思い始めます。
彼も同じくヤバイ!と思い始めました。

 勉強をやらなければならない・・・それは多くの子供たちが分かっていることです。
そして多くの生徒は授業を真剣に聴こうとか、自主学習を頑張ろうとか、実行もしています。
でも成績が伸びないこともしばしば。
そうすると、親にはちゃんと勉強しろ、ちゃんと授業を聴けと怒られます。

 けれどちゃんと勉強もしているのに、授業も聞いているのに伸びないこともあるのです。
もちろん、口で言うだけで授業をちゃんと聴いていなかったり、勉強してないことが原因の場合もありますが。

 実は高校受験までは、授業と自分の学習スタイルでも何とかなることも 多くります。
ですが高校の学習内容になるとそうはいかなくなります。
勉強のやり方の差が大きく影響してくるのです。

 高校生になると、学習内容自体が「少しだけ本質的な部分にも目を向けなさい」という学習内容に変わります。
大学で学ぶことになる学問の入り口に近づくわけです。
でもこのときに自分の学習スタイルのままで通用するのは、本質へ目を向けられるごく一部の生徒たちだけ。
それ以外の生徒は、勉強のやり自体方がズレてしまっています。
授業や教師に振り回されてしまっている場合もしばしばあります。

 この学習のズレ、高校になって目に見える形で表れるのですが、
本当は中2あたりから始まっています。
中2の2学期あたりから、本質に目を向ける勉強のトレーニングを始めるべき学習内容に変わります。
まだ自分でも対応できるくらいの内容から徐々にトレーニングを行う感じです。
こうすればスムーズに高校の内容にも移行できるのに、それに気づかずに今までのまま勉強している生徒が多くいます。

 これに注意した勉強のやり方で、学習を進めればいいのです。
ですが“勉強のやり方”と一口に言っても色々なことを指します。
たとえば“数学は考えて勉強するのだ”とか“数学は暗記だ”とかいうこと、
ノートの書き方、勉強の計画のしかた、暗記法など様々な分野や考え方のものがあります。
一体どれが大切なのか?

 もちろん、方法はそれぞれに一長一短もありますし、人それぞれに合う合わないがあるでしょう。
それでも、本質的な部分では1つの共通したことがあります。

結局はこの共通事項をおさえていることが大切で、それをおさえておきながら、生徒の性格や特徴に応じて勉強法を修飾すればいいのです。

 “数学は考えて勉強するのだ”というのも“数学は暗記だ”というのも、表面上は違うことをやっているように見えるけれども、よくそれぞれの主張を考えてみると、要点は同じだったりします。
歴史の暗記法なども、同じ要点を使っていたりします。

 その要点をおさえて勉強すればいいのです。
勉強を教えるときも、その要点をはずさないように、教えすぎないように説明や解説をし、
問題を解いて練習を行うときも、その要点をおさえられるように勉強のやり方を組み立てればいいのです。

Rくん、その後

 R君は中2の2月くらいから勉強に時間を割き始めました。
私たちも彼が先ほどの要点をおさえられるよう、実力と意欲に合わせてトレーニングメニューを用意します。
そして高校受験では北辰テストで偏差値58ほどの公立高校へ合格することができました。

 彼は第一志望に合格したものの、彼の目標は高校合格ではありませんでした。
彼は心の中で、勉強を始めた頃から、高校3年間はしっかり勉強して 周りがびっくりするような大学に行きたいと思い始めていたようです。

 理系の場合、通常は高校合格時の偏差値マイナス10くらいの大学が目安の大学となります。
文系の場合は高校合格時の偏差値マイナス5くらいです。(模試の種類にもよりますが。)
ですから、彼の場合、偏差値48くらいの大学が 目安となります。
けれど彼はもっと上を目指したいと言いました。

 私たちもその思いや努力を無駄にさせたくありません。
カリキュラムを組み立て、また進路への興味をかき立てたり、勉強の方法を改善したり、指導を行っていきました。

そして・・・東京理科大学に現役で合格。

 なんだ東京理科大学か、東大とか早稲田とかでなくて東京理科大学かと思われるかもしれません。
確かにそう思われることもあるかもしれません。
けれど公立中学校 の定期テストで5教科220点だった子が、5年後に東京理科大学に現役合格できることは、そうおこることではありません。実際に彼が受かった大学は、中3のときには北辰テストの偏差値が70以上あった生徒でも、高校3年間の勉強のやり方次第では、しっかり勉強していたとしても不合格になることも少なくありません。
ですから、たとえ東大や京大、早稲田や慶応でなくても、R君の素晴らしい成果と言えると、私たちは思っています。

普通の成績から成果を出すこと

 多くの生徒たちも結果を残しています。

 中2で5教科270点程だったMくんは現役で東京農業大学農学部へ合格しました。
普通ならば中学生で5教科合計380点ほどの生徒が高校3年間ちゃんと勉強して合格するレベルの大学です。
この生徒は、トップクラスの大学を目指すより、真ん中くらいの大学でいいから、高校2年の夏まで高校生生活を謳歌したいとの気持ちを持っていたため、私たちもRくんより緩めの学習をすすめました。
何より彼自身が望んでいた高校生活と、進学です。

 私立高校へ通い、高2の3学期には受験科目も赤点スレスレだったSさんは、周囲の人には偏差値35くらいの大学じゃないと受からないと言われました。でも、第一志望の東京農業大学農学部に現役合格。

 中高一貫校へ通い、高1の頃に学校の数学の補習授業が意味不明だとスクラムnextへ来たNさん。
高2の1月には数学はうまくできるようになったものの、センター試験の化学は3割。
でも1年後の入試本番には数学も化学も8割以上に伸ばし、 目標の看護学科へ合格。

 受験科目である物理で赤点ギリギリ、数学でも数IIIが全く分からないという状態だったAくん。
芝浦工業大学に現役合格。

 ほぼすべての科目で赤点ギリギリであったYくん
「ここに来る前に色々な塾や予備校に行ったけれど「授業を多くとりなさい。」「補習としてプリントを出します。」「小テストを受かるまでやりなさい」と言われやってみたけど、結局見捨てられてた」と寂しそうに言うこともありました。
確かに、勉強をやるようにと言っても、サボってしまうことが多かった。
でもやり方を提案し、常に元気づけていけば、少しずつだけどちゃんとやるようになり、日本商学部へ現役合格。
「あれだけ勉強が嫌いだったのに、あれだけやらずにいたのに、人並みと言える大学に行けてよかった。」受験後のYくんが言ってくれました。

 成績優秀者が手厚く扱われ、一般的に素晴らしいと言われる結果を出す陰に、多くの普通の成績の生徒達がいます。
ここで紹介した生徒たちの合格校は確かに煌びやかな大学名ではありません。
でも自分自身の目標を達成しています。

 中2で大学受験を意識し、早いスタートで長い目で見た学習を行い、大きく変わったR君。
このように普通の成績からトップクラスの大学へと合格していくこと。
赤点の恐怖と戦っていた生徒が普通と言えるレベルの大学に合格していくと。
自分が満足できる大学に合格していくこと。
これは大切なことだと思います。

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